雨月民話風呂
メールマガジン民話万象でご紹介いたしました民話の再編集や、時節に応じました民話の紹介を行っております。 また、時折雨月物語についてもふれていきたいと思います
第七話 淵よもやまばなしその2 松源寺淵
「松源寺淵」


河童は知っているかのぉ。きゅうりが好きだとか力が強く相撲好きだども頭の皿に入っている水が無くなると弱くなるとかは聞いたことあんべ。

昔の広瀬川にもなぁ、河童が住んでいて毎年のようにいたずらがたえなかったんだと。
その中でも松源寺の崖下にある淵にはなぁ、水死者がたえることがなかったんだと。

ある年のこと、松源寺の和尚さんが水死者のためにお経を読んでいたんだと。そしたら、とっくりをかかえた小僧があらわれて隅の方でちょこんとすわっていたんだと。和尚さんはおかまいなしにお経を読んでいたんだと。お経を読み終えて小僧のいる方を振返ると、小僧はいつのまにかいなくなり、床が水浸しになっていたんだと。
和尚さんは、河童がきたってさとったんだなぁ。

昔からな、河童はちょこっとした水溜りでも住むことができるんだってさ。
松源寺淵に行ったとき河童が出てきて淵にひきこまれるかもしんねぇからなぁ、鉄でできたもんを懐に入れておいたほうがいいんだってさ。河童は鉄っけがあるもんが苦手なんだってさ



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【2005/11/18 17:19】 | 民話(仙台市太白区) | トラックバック(0) | コメント(0) |
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