雨月民話風呂
メールマガジン民話万象でご紹介いたしました民話の再編集や、時節に応じました民話の紹介を行っております。 また、時折雨月物語についてもふれていきたいと思います
第六十六話 美女と茶屋ばなし 美女峠
美女峠


むかしなぁ、岐阜県の久々野町と朝日村の境の峠にな、それはそれは美しい尼さんが住んでいたんだと。尼さんは峠で茶屋を開いていてなぁ、それはそれは峠越えの旅人の疲れを癒していたんだと。んだども不思議なことに尼さんは何年たっても美しいままで年とったようにはみえねぇんだと。

ある日のこと、わけあって尼さんが村を離れることになったんだと。そん時に見送りに出向いた村人たちに
「今までお世話になりましたお礼に、もしも日照りが続くようなことがありましたらこの山で雨乞いをなさってください。必ず雨を降らせましょう」
っていうと峠をあとにしたんだと。

村のもんは美しい尼さんをしのんで「美女峠」と誰からともなく呼ぶようになったんだと。この美しい尼さんは実は八百比丘尼でな、村で日照りの時に雨乞いすると必ず雨が降ったんだと



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【2006/04/30 20:32】 | 民話(東北以外) | トラックバック(0) | コメント(0) |
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