雨月民話風呂
メールマガジン民話万象でご紹介いたしました民話の再編集や、時節に応じました民話の紹介を行っております。 また、時折雨月物語についてもふれていきたいと思います
第三話 太白山よもやまばなしの背景
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写真の奥にある山が太白山です。少し遠目から見てみますと少しいびつな形をしております。まわりは、ニュータウンに囲まれて今では見えにくくなっております。高速道路、東北自動車道の宮城ICと仙台南ICの仙台南ICよりにあり、高速道路から太白山を見ると仙台に帰ってきたと感じます。高さは320.6mと小学校の遠足などでも行く山です。
現在ではひっそりとしておりますが、昭和三十年ごろには太白山でお祭りがありそれこそ黒山の人だかりで、現在は廃線になっている太白電鉄では1年間の収益をこのお祭りで稼いだぐらいと言われております。

他の地方でも地元の人が愛した山には巨人が住んでいたように思えます。これは青森のお岩木山にも話が残っておりますが、太白山にも巨人が恩恵を与えていた話もございます。ちなみに巨人の話だけでなく現時点で確認できるだけで大小六話の話が確認できました。他にも探せば出てきそうです。
一つの山にこれだけの民話があるのは、いかに太白山が仙台市民にとりましてなじみが深い山かを証明するものだと思います。今では「オドガモリ」で通じる人が少なくなりましたが、「生出(おいで)」という地名は現在でも太白山のふもと周辺に存在します。

「名取富士」は高さは320.6メートルと決して富士山と呼べるような山ではないが、仙台市民にはかかせない堂々とした風貌からこの民話が生まれたものだと思っております。このような話になりますとどうしても地元びいきになってしまうものでして、南部、津軽、佐竹の皆様はお気を悪くなされぬように…

最後の「独活ヶ森」は短めの話です。独活とは白く細長いものでして、酢味噌あえなどをして食べるものだと…うちの母が言っていました。一つの山に色々ないわれがあるものですね

太白山地図
太白山


宮城県史
生出森
この山に住む巨人は頂上に腰を据えて5キロほど離れた名取高館の田の中に足をおろし、海に手を伸ばして魚をとったりして食べた。

音羽森
「オドガモリ」と同話。山が大きくなったぶんだけ品井沼がへこんでぬまができたという。


仙台市史
太白山の巨人
宮城県史「生出森」と同話

生出森
メルマガ「オドガモリ」と同話

独活の大木
オドガモリのてっぺんに大きなウドの木が生えていて
あまりにも大きいので田畑が実らなかった。
そして、木を切り倒そうとしたけれども切ろうとするが、
一晩たつと切りくずが木に付着して元に戻ってしまう。
なので、山頂に神社を奉ればよいという話になり、
そのとおりにしたところ今度は簡単に切り倒す事ができた。
それが太白山の頂上にある貴船神社である。

太白山のメッコ神
「独活ヶ森」と同話


せんだいむかしばなし
名取富士
メルマガと同話。

オドガモリ
メルマガと同話だが補足として宮城県史「生出森」が
付け加えられている


宮城県の昔話シリーズ 第三集 伊達な男自慢
オドア様
オドアという娘が月明かりをいれようと窓を開けると東の地面が
盛り上がり、こっそりのぞくと今度は西の地面が盛り上がった。
東に、西に、交互に盛り上がると東から大男が現れてオドアを
連れ去ってしまう。
これを見た神様は大男を杖でたたくと山なった。
それが太白山でありふもとの森をオドア森というようになる。
また、周りには他にもたくさんの子供である山がある。
他にも狐の話、天狗の話もある。


太白区の伝説
生出森
メルマガ「オドガモリ」と同じ話

太白山の大男
宮城県史の「生出森」と同話

独活の大木
仙台市史「独活の大木」と同話

殿様と太白山
メルマガ「名取富士」と同話
他にも狐の話、へびのぬけがら話、蛇の恩返し、山の喧嘩などがある。


たいはく絵ものがたり
独活が森の神様
メルマガ「独活が森」と同話


郷土の伝承 宮城の民族史
生出森
仙台市史の「独活の大木」と同話


【2005/11/08 17:19】 | 民話の背景 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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