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第九十話 丸山応挙ばなし 〜応挙の幽霊画(久渡寺)〜

応挙の幽霊画(久渡寺)


弘前さある久渡寺には応挙が書いた幽霊の掛け軸があるんだと。その掛け軸を出すときまって雨が降るだと。それにはこんな悲しい話が残っててなぁ・・・

むかしなぁ、応挙があるお方から幽霊の絵を頼まれたんだと。んだども応挙は幽霊を見たことがなくてなぁ、どうにかして見れねえもんかと日々悩んでいてなぁ、一向に筆が進まなかったんだと。

ある晩のこと、応挙が考えあぐねてふと障子のほうさ目をやっとそこには髪の長げえ女の影が映っててなぁ、応挙が障子をがらっとあけっとそこには女の幽霊がいたんだと。応挙は我を忘れて目の前差いる幽霊を描くのにむちゅうだったんだと。幽霊を書き終えてふと我にかえるとなぁ、目の前さいた幽霊がいつのまにかいなくなってしまったんだと。


変わりに自害している妻が・・・


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