史談 三尺左吾平
むかしなぁ、仙台藩に一風変わった剣士がいたんだと。背丈が子供くらいしかないんだども、体よりも長い刀をさして、さやには車輪をつけてひっぱっていてなぁ。背丈は低いものの居合抜きの達人でなぁ、いろんな話がのこっているんだと。 左吾平がお殿様のお供で江戸さ行ったときに芝居見物に出かけたんだと。左吾平が席に座っていると、一人のごろつきが近づいてきてなぁ、たちの悪いことにたらふく酒を飲んでいるもんだから左吾平にからんできたんだと。 「そんなちっこい体でそんななげぇ刀振り回せるんかい。やれるもんならやってみろ」 っと、あんまりうるさいもんだから左吾平も腹がたって刀を握ったかと思うと、 パチン って音がしたかと思うと左吾平はまた座りなおしたんだと。 ごろつきは何が起こったのかわかんなかったんけども目の前に黒いもんが落ちてきてな。 なんだべ、と思ってみてみるとそれは自分のまげだったんだと。ごろつきは酔いがいっぺんに醒めて逃げてしまったんだと。周りにいた誰もが左吾平の居合の速さに驚いたんだと。なんせ誰も刀の出し入れが見えなかったからなぁ まんが日本昔ばなしの本をお探しの方はこちら ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| ホーム |
|

