「オドガモリ」
むかしなぁ、仙台の生出(おいで)ちゅうとこさオトワというとてもめんこい娘さんが住んでいたんだと。 ある晩のこと、オトワが用たしさ外にでたんだと。用をたし終えて家さ戻ろうとするとな、なんだか ゴゴゴゴ、 ゴゴゴゴゴ と地鳴りがしてきたんだと。 「なんだべなぁ」 と思ってオトワがあたりを見渡すとなぁ、目の前がムクムクムクムク、ともりあがっていたんだと。 「なにムクムクもりあがるんだべなぁ」 と驚いてなぁ、もりあがりは全然止むことなく山さなってもまあまだもりあがっるもんでなぁ。 おもわずオトワは 「きもちわるいごたぁ」 と、叫んでしまったんだと。するといままで大きくなりつづけていた山はぴたっと止まってしまったんだと。 あとになってこの話を聞いた村人は 「オトワが見なかったら富士山よりも高くなっていたんだべなぁ」 といって悔しがったんだと。 この山は太白山と呼ばれて仙台を代表する山になったんだと。そして、太白山のまわりを オトワモリ、のちにオドガモリとも、一晩で山が生まれ出たので生出ともいうようになったんだと。 まんが日本昔ばなしの本をお探しの方はこちら ![]() |
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