雨月民話風呂
メールマガジン民話万象でご紹介いたしました民話の再編集や、時節に応じました民話の紹介を行っております。 また、時折雨月物語についてもふれていきたいと思います
第十二話 猫よもやまばなしその2 猫塚古墳
「猫塚古墳」


むかしなぁ、あるおさむらいさんとこさ嫁さんが来っことになったんだと。その時に家から嫁さんは一匹の猫を連れて来てなぁ。食事の時も、炊事の時もぴったりと嫁にくっついて離れることはねかったんだと。

ある晩のこと、猫が嫁さんにぴったりくっついていたかと思うと恐ろしい声をあげて威嚇しはじめたんだと。どんなになだめても、唸り声はやむどころかどんどん大きくなってなぁ、今にも嫁さんに飛びかかろうとするもんだから、おさむらいさんは刀で身構えていたんだと。
猫が飛びかかった瞬間、おさむらいさんは刀を振り下ろし猫の首を切ったんだと。そしたら猫の首は天井に向かっていってなぁ。天井から嫁さんを狙っていた大蛇ののどに噛みついたんだと。

おさむらいさん夫婦は猫を大事に葬ったんだと。この葬った塚を「猫塚古墳」というようになったんだと。

たいした猫だべなぁ。



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【2005/12/01 16:22】 | 民話(仙台市若林区) | トラックバック(0) | コメント(0) |
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