雨月民話風呂
メールマガジン民話万象でご紹介いたしました民話の再編集や、時節に応じました民話の紹介を行っております。 また、時折雨月物語についてもふれていきたいと思います
第十二話 猫よもやまばなしその3 裁松院の猫塚
「裁松院の猫塚」(遠野物語風)


この話は仙台に住む某青年より聞いたことなり。
裁松院にある猫塚には石の下腹部に猫の絵が描かれている。

その昔ある侍の家で飼っていた猫が隣の屋敷の殿様(姓名は墨で消されている)の鶏を食い殺したので、殿様は怒り鉄砲を持ち出して猫を打ち殺した。
侍は猫をかわいがっていたものの、文句をいおうにも相手が殿様なゆえに何も言い返すことができず泣き寝入りしてしまった。その猫を葬ったのが「猫塚」である。

(寺の者は多くを語りたがらなかったが、のちに猫の祟りで殿様の家は苦しめられた、と古い文献に記してあった。)



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【2005/12/02 16:25】 | 民話(仙台市宮城野区) | トラックバック(0) | コメント(0) |
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